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【感想】「空電ノイズの姫君」独特すぎる青春バンド物語

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「空電ノイズの姫君」カラーカット ©冬目景/幻冬舎コミックス
MANTANWEBより引用

あらすじ

ミュージシャンの父と二人暮らしの女子高生・保坂磨音(ほさかまお)。

一人が好きな磨音は父の影響もあってギターが大好きで、演奏もプロ顔負けの腕前。

ある朝、早くに登校すると教室で美少女が歌を歌っているのを見かける。そのミステリアスな美少女、支倉夜祈子(はせくらよきこ)と次第に仲良くなる磨音。

同時期、ギターを探している「アルタゴ」のメンバー、大学生・高瀬と日野に出会う。磨音のギターに魅了された二人に懇願されて、バンドに加入することになった磨音は────

登場人物

保坂磨音(ほさかまお)Gt.

主人公。一人でいることが好きな女子高生。人混みが嫌い。夜祈子と出会ってからは二人で行動することが増えた。2,3歳の頃からギターを弾き、中高生で同じレベルはいないといえるほど抜群のギターテクを持つ。

ギターモデル(予想):Epiphone Les Paul Special TV Yellow

 

支倉夜祈子(はせくらよきこ)Vo.

磨音のクラスの転校生。ミステリアスな美少女。磨音と同じく一人でいることが多く、普通の友人付き合いに戸惑うことも。情緒不安定で気分屋。叔父さんの影響で洋楽の古いロックを好きになる。THE AMBER JACKのギタリストだった磨音の父親(拓海)のファン。

 

高瀬(たかせ)Ba.

大学生。「アルタゴ」のベース。

弟のチアキ亡き後、ボーカルも務めることになるが上手いとは言えない。物事に集中すると周りが見えず、力尽きてぶっ倒れることも。面白いことを見つけるのが上手い。

ベースモデル(予想):Fender  カラーが合致するものが見当たらなかった・・・

 

 

日野(ひの)Dr.

大学生。「アルタゴ」のドラム。

高瀬の弟、チアキ亡き後、なし崩し的に高瀬の世話をすることに。「アルタゴ」の裏方を一人でこなす。妹がアイドルオタク。

ドラムモデル(予想):絵だけでは判断つかず

 

感想

羊のうた」「イエスタデイをうたって」の連載ぐらいからずっと追い続けてるファンの一人です。「幻影博覧会」「ハツカネズミの時間」「ももんち」「マホロミ 時空建築幻視譚」と好きな作品を上げればキリがない作家さんの作品ですが、今回の作品も多分にもれず好きといえる作品です。

この作者さんの描くマンガはなにより空気感が独特で、ゆったりとした空気のなかで一人ひとりの個性が濃いキャラが動いている。特別な何かがなくてもスルスル読めてしまう魔力を秘めていて、上手く言葉に表せられないのが悔しいばかりですが・・・。

今回の作品は比較的今までのものに比べたら読みやすい部類かもしれません。

バンドというだいたいの人が一回は興味をもったことがあるであろう題材というのが大きいのかな?

磨音と夜祈子の友人関係も一般的な学校の友達というのとはどこか違っていて、どう話が進んでいくのか気になって仕方ありません! 早く夜祈子がメンバーとして参加してくれないかなー!と心急くばかり。

現在2巻まで刊行していて、ついこの前連載再開したばかりのようなのでゆっくり続きを待ちましょう。